某楼に飲す
飲某楼
豪気堂堂横大空
日東誰使帝威隆
高樓傾盡三杯酒
天下英雄在眼中
某楼に飲す
豪気堂々大空に横たわる
日東誰か帝威をして隆んならしむ
高楼傾け尽くす三杯の酒
天下の英雄眼中に在り
『某楼に飲す』は、伊藤博文公を顕彰するパフォーマンスとして、吟じられました。
この漢詩は伊藤博文が兵庫県知事時代、明治２(１８６９)年、当時２７歳の時に作ったものです。
当時の明治政府は尊王攘夷を掲げて行動を起こした朝廷や長州、薩摩、土佐などの攘夷派志士によって構成されているため、各地の攘夷派は新政府が成立すれば、攘夷が断行されると考えていました。ところが、新政府は「開国の詔」を出して、諸外国に対して江戸幕府が締結した条約の継続を約束し、攘夷について明確な否定はしていませんでした。
伊藤博文は英国留学を通じて攘夷が非現実的な方針であり、いつまでも現実不可能な路線に固執すべきではないと考えていました。そこで、六か条からなる提案書『国是綱目』を建白し、維新の大号令はかくあるべしと、宮中会議の席上で述べました。
三条実美や岩倉具視、大久保利通、西郷隆盛などの「維新の英雄」が居並ぶ中で健白し、退出した後、心の高揚感を詠んだのが、この『某楼に飲す』で、若き伊藤博文の豪快な心意気が感じられる作品です。
ご来場ありがとうございました
11月23日開催いたしました
「長州ファイブ英国渡航150周年記念特別公演
ご来場いただきありがとうございました。
国本武春さんには始めに
「伊藤博文のおひざ元で『英国密航』を上演できる喜びを感じております」と
ご挨拶いただきました。
『英国密航』は長州ファイブを題材にした浪曲です。
伊藤公たち長州の若者5人が国禁を破って海を渡り、イギリスへ留学して
今年で150周年。
記念の年に、伊藤公出生の地で、国本武春さんに『英国密航』を
上演していただいて、
それを多くの人々と一緒に楽しめて、
この会を開催できて
本当に良かったと思います。
遠くからお運びいただいた方々のいらっしゃいました。
国本さんの浪曲でつながったご縁をありがたく思います。
『英国密航』
彼ら5人のあふれる好奇心や探究心
怖いもの知らずの勇気
熱く熱く語られ、聴いている人々の心をわしづかみにされている、そんな思いが伝わりました。
ときにはユーモラスな場面もあり、会場笑いの渦！
時折、会場からお声もかかり、
会場全体ノッてる！熱心に聴きほれてる！
いよいよ横浜港を出港し、インド洋を渡り、
一行の乗った船は一路イギリスへ・・・
早い調子で演じられるクライマックスの道中付け、
沢村豊子師匠の三味線の名人芸にも聴き入っていると、
「・・・英国密航の苦心談、まーずこれまでーーーー」
一声特に大きく「まーず」と聴いた次の瞬間、会場からは溜息が聴こえたようです。それほどみなさん息をつめて、聴き入っておられたようです。
今回の公演をきっかけに、
光市束荷出身の伊藤博文公や、郷土の歴史に関心を
また、浪曲という日本ならではの話芸に親しみを持っていただけたらと思います。
今回、伊藤公を顕彰するパフォーマンスとして、中学生による詩吟が披露されました。
今回吟じられた『某楼に飲す』は伊藤博文公が27歳、兵庫県の初代知事を務めているときに作られました。
若さと豪快な心意気が感じられる作品です。
漢詩を通して、
『英国密航』を通して、
伊藤公の心意気に触れることができるのはないでしょうか。
150年というとずいぶん昔のようでしょうか？
それとも案外「昔」でもないなぁという感じでしょうか？
歴史に思いを馳せてみるのも、おもしろいものです。
いろいろなことをきっかけに、「歴史」を身近に感じて、
調べてみたり、考えてみたり、思い思いに楽しむことも、一興です。
(文責・S)
150年に一度！ いよいよ開催です！
今から150年前の日本は、まだ江戸時代、鎖国していて、外国へ自由に行くことは出来ませんでした。
しかし、欧米列強の国々が東アジアへ進出し、開国か攘夷か、日本は大きく混乱していました。
そんな中、萩藩は5人の若者を密かに英国へ派遣しました。
それが、今からちょうど150年前、1863年のことでした。
この若者5人は帰国後、それぞれに日本の近代化、工業化に尽力しました。
その功績によって、彼らは「長州ファイブ」と称されるようになりました。
そのうちの一人が、伊藤博文。初代内閣総理大臣となった伊藤博文。
光市束荷生まれの伊藤博文です。
国禁を破ってイギリスへ渡った彼らの密航を題材にした浪曲が『英国密航』です。
今年は英国渡航から150周年の記念の年。
記念の年に、『英国密航』を伊藤博文出生の地、光市で
150年に一度！のイベントです。
お聴き逃しなく！
長州ファイブ 英国渡航150周年記念特別公演
日時：11月23日(土・祝）15時開演(14時30分開場）
場所：光市民ホール
一般：2000円（当日2500円）高校生以下500円
ご予約、お取り置きは前売り価格にて承ります。
ぜひこの機会をお見逃しなく！
チラシ・ポスター出来ました！
お待たせいたしました。
11月23日(土・祝）
長州ファイブ英国渡航150周年記念特別公演
公演のご案内申しあげます。
日 時：11月23日(土・祝） 15時開演(14時30分開場）
場 所：光市民ホール 小ホール
入場料：一般2000円（当日2500円）
高校生以下500円 (全席自由)
主催：長州ファイブを浪曲で聴いてみよう会
共催：光がんざき亭
光市出身の伊藤博文が長州ファイブの一員として英国へ渡ったのが、
1863年のこと。
それから150年、今年は記念の年です。
その記念の年に、長州ファイブを題材にした浪曲『英国密航』を
十八番にしていらっしゃる国本武春さんに公演していただきます。
国本武春さんも、記念の年にゆかりの地で公演できることを楽しみにしていらっしゃいます。
150年前、国禁を犯してまで英国に渡った若者たちの勇気、情熱、あふれる好奇心を熱く語ります。
第一部では浪曲『英国密航』
第二部では、国本武春さん独自の「弾き語り」で、『ザ・忠臣蔵 殿中刃傷～田村邸の別れ』ほか
お聴きいただけます。
弾き語りというのは、国本さんオリジナルのスタイルです。
浪曲は語る人と、三味線を弾く人と2人で演じられます。
弾き語りでは、国本さん自身が三味線を持って演奏しながら、語り、歌います、べべん。
TVでおなじみの、あの曲も聴けるかも！？です、べべん！
主催は長州ファイブを浪曲で聴いてみよう会。
市民有志で集まって、準備進めています。
会ではボランティアいただける方を募集しています。
公演のしおり作りや、当日の会場案内など、お手伝いいただければと思います。
公演や、ボランティアについてのお問い合わせはメールでも。
(文責・S)
11月23日(土曜日）勤労感謝の日
11月23日(土曜日）勤労感謝の日
ぜひスケジュール帳に印をつけてください。
この日、光市民ホールで
長州ファイブ英国渡航150周年記念特別公演
スーパー浪曲師 国本武春の世界
開催いたします。
今を時めく｢うなるカリスマ」国本武春さんによる浪曲『英国密航』
ほか、国本武春さん独自の弾き語りなどご披露いただきます。
今年は長州ファイブがイギリスへ渡って150周年の記念の年です。
長州ファイブの一人、伊藤博文は現在の光市で生まれました。
(萩市出身と思われている方も多いようですが、生まれは光市束荷です。）
伊藤博文生誕の地「光市」で
長州ファイブ英国渡航150周年記念の今年、
国本武春さんのよる『英国密航』をお聴きいただけます！
詳細は追ってお知らせしてまいります。
11月23日（土曜日）勤労感謝の日！お楽しみに！
