ご来場ありがとうございました
11月23日開催いたしました
「長州ファイブ英国渡航150周年記念特別公演
ご来場いただきありがとうございました。
国本武春さんには始めに
「伊藤博文のおひざ元で『英国密航』を上演できる喜びを感じております」と
ご挨拶いただきました。
『英国密航』は長州ファイブを題材にした浪曲です。
伊藤公たち長州の若者5人が国禁を破って海を渡り、イギリスへ留学して
今年で150周年。
記念の年に、伊藤公出生の地で、国本武春さんに『英国密航』を
上演していただいて、
それを多くの人々と一緒に楽しめて、
この会を開催できて
本当に良かったと思います。
遠くからお運びいただいた方々のいらっしゃいました。
国本さんの浪曲でつながったご縁をありがたく思います。
『英国密航』
彼ら5人のあふれる好奇心や探究心
怖いもの知らずの勇気
熱く熱く語られ、聴いている人々の心をわしづかみにされている、そんな思いが伝わりました。
ときにはユーモラスな場面もあり、会場笑いの渦!
時折、会場からお声もかかり、
会場全体ノッてる!熱心に聴きほれてる!
いよいよ横浜港を出港し、インド洋を渡り、
一行の乗った船は一路イギリスへ・・・
早い調子で演じられるクライマックスの道中付け、
沢村豊子師匠の三味線の名人芸にも聴き入っていると、
「・・・英国密航の苦心談、まーずこれまでーーーー」
一声特に大きく「まーず」と聴いた次の瞬間、会場からは溜息が聴こえたようです。それほどみなさん息をつめて、聴き入っておられたようです。
今回の公演をきっかけに、
光市束荷出身の伊藤博文公や、郷土の歴史に関心を
また、浪曲という日本ならではの話芸に親しみを持っていただけたらと思います。
今回、伊藤公を顕彰するパフォーマンスとして、中学生による詩吟が披露されました。
今回吟じられた『某楼に飲す』は伊藤博文公が27歳、兵庫県の初代知事を務めているときに作られました。
若さと豪快な心意気が感じられる作品です。
漢詩を通して、
『英国密航』を通して、
伊藤公の心意気に触れることができるのはないでしょうか。
150年というとずいぶん昔のようでしょうか?
それとも案外「昔」でもないなぁという感じでしょうか?
歴史に思いを馳せてみるのも、おもしろいものです。
いろいろなことをきっかけに、「歴史」を身近に感じて、
調べてみたり、考えてみたり、思い思いに楽しむことも、一興です。
(文責・S)